加藤葵隊員 R7年度上半期の活動報告

令和7年8月、地域おこし協力隊員各隊員から、今年度上半期の「活動状況」、「私しか知らない日光」、「最近ハマっていること」について、語っていただきました。

加藤葵（かとうあおい）

出身	神奈川県
活動開始	令和6年4月
活動テーマ	観光振興に関わる業務
主な業務	・市内観光資源に関わる調査・モデルコース・コラム等の制作を通じた情報発信・観光協会での案内業務

R7年度上半期の活動

本年度も昨年度同様、日光市役所は週2日、日光市観光協会は週3日という形で勤務しています。

市役所勤務日には、各地で行われる観光物産展等の準備や当日の運営、栃木県の地域振興課が開催する県内協力隊コミュニティ「とちぎ地域おこし協力隊まるごとプラットフォーム」での実地研修会に参加しています。
また、所属自治体の魅力発信や協力隊としての活動について紹介する様々なイベントを、他自治体の協力隊と連携して開催・運営しています。

本年度で隊員としての活動も折り返しを迎えるため、退任後の市内での活動も視野に入れて、旅行業取扱責任者等の観光関連資格の取得なども進めています。

観光協会勤務日には、日光ニコニコ本陣の観光協会本部での窓口案内・お問い合わせ対応、公式Web「日光旅ナビ」のページ管理、サイト内情報の拡充（モデルコース・特集等の執筆）、観光協会会報誌等の制作、メディアからの記事校正の対応、公式Instagramの運用等を行っています。

とくに力を入れているのは、日光市観光協会公式サイト内情報の拡充です。

現状、GW・夏休み・紅葉シーズンを中心に、市内の一定の場所に観光客が集中する形で渋滞等が発生しやすく、満足度の低下につながっています。
そのため、本年度に入ってからは、渋滞のホットスポットとなりやすい日光エリア（特に日光東照宮近辺～いろは坂）を回避した形でのモデルコース制作に注力しています。

昨年度、自分で実際に市内各所に赴く中で、「このスポットの情報、もっと詳しく発信できるのでは？」「ここをモデルコースに組み込んだらより楽しめるのでは？」と感じることも多かったため、モデルコースに組み込んだスポットをより魅力的に感じられる伝え方を常に意識して執筆しています。

また、特集記事制作では、テーマ別に数十施設をまとめて詳しく施設紹介をする形式の「まとめ」記事の制作に力を入れています。
こうした「まとめ」特集は、必要とする情報量が多く、写真の収集等にも手間がかかります。

その一方で、一つ「まとめ」があれば、普段の案内業務の際も「まとめ」を参考にご案内ができますし、お客様から見ても各施設の場所や詳細情報を一挙に確認できるため、案内する側・される側双方に「まとめ」記事の存在は大きなメリットです。

現在は「市内のペットOKの観光施設＆飲食店＆ホテル・旅館・ペンション」等、50施設以上をピックアップして、全施設の情報が一挙に把握できる「まとめ」記事の制作を進めています。
日光市には「ペットOK施設」に関するお問い合わせが増えてきている一方、まだ施設を一覧できる公式記事がありません。

この「まとめ」執筆を通じて、私の退任後にも「この記事があるから観光の計画を立てやすかった」とお客様に感じていただけるものを、また「これがあるから案内がしやすくなった」と日々お世話になっている協会職員の皆様に感じていただけるものを作り上げていきたいです。

私しか知らない日光

昨年の秋ごろから、市役所伝いで知り合った方から広がったつながりの中で、地域内で開催されているイベント運営のお手伝いをさせていただくことが多くなりました。

出店するお店の飲食メニューの開発であったり、イベント自体の運営であったり、当日のお客さまの呼び込みであったり、片付けであったり……。
地域のイベントスペースで、自分自身で仕入れ・調理・片付けまでして飲食店の臨時出展をすることも。

初めての経験ばかりで挑戦の連続でしたが、その中で日々、様々な方に助けていただいているなと感じます。
定期的に声をかけて集まりに呼んでくれる方、役場のデスクに来て声をかけてくれる方、イベントの準備で迷った時に相談にのってくださる方、料理の試作に付き合ってくれる方、イベント当日の応援に駆けつけてくれる方もたくさんいました。