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日光市 地域振興課

  

長谷川久乃 隊員 R7年度上半期の活動報告

令和7年8月、地域おこし協力隊員 各隊員から、今年度上半期の「活動状況」、「私しか知らない日光」、「最近ハマっていること」について、語っていただきました。

長谷川 久乃(はせがわ ひさの)

出身栃木県
活動開始令和6年6月
活動テーマ森林整備促進業務
(地域林政アドバイザー補助員)
主な業務・森林経営管理制度に関する事務手続き補助
・木材普及活動
・森林保全にかかわる活動補助

R7年度上半期の活動

『日光の木』(*1)ブランドの認知向上

日光の木

今年度は木材利用促進 『日光の木』ブランドの認知向上を主軸に活動中です。

日本の人工林は伐採→再造林を繰り返すこと(森林循環)で山の環境を維持してきました。
現在、国産の木材利用低下により、日本の人工林は伐採適齢期を超過、森林循環が滞り、今後CO2の吸収量が減少すると報告されています。

森林循環を促進すべく、地域材『日光の木』を利用した木造建築・木質化の推進およびブランドの認知度向上のため、『日光の木』利用総合戦略委員会(*2)の皆様のご協力のもと、以下活動中です。

*1:『日光の木』とは、日光市内の森林で産出され、日光市内で製材されたブランドです。

*2:『日光の木』利用総合戦略委員会とは、日光市森林組合・日光市林業振興会(生産者)、日光木材業協同組合・日光市森林認証協議会(木材流通・加工業者)、栃木県建築士会日光支部・日光商工会議所(木材実需者)、日光市(行政)が連携し、『日光の木』の利用を促進することで美しく豊かな森林を次世代につなげるため、立ち上げた組織です。

①『日光の木』HP・Instagramの情報更新

②県内で開催される展示会への参加

  • 7/16・17 栃木県建築士事務所協会主催 AP展 @宇都宮市文化会館
  • 10/4・5 栃木県住宅協会主催 とちぎ住宅フェア2025 @マロニエプラザ
AP展ブース

③『日光の木』チラシ作成(建築関係業者向け、一般者向け)

一般向けチラシ

④木工クラフト展への協力(8/17 @mekke 『日光の木』から作る輪ゴム銃)

⑤認知向上のための情報収集

  • 建築・住まい・不動産総合展 非住宅木造フェア:出展者への地域材活用やコラボレーションの可能性ヒアリング(6/6 @ビックサイト)
  • 森未来セミナー 参加
  • 鹿沼共販所 視察(6/4 丸太の価格についてヒアリング)
  • 確認申請の実態調査(どこの設計事務所が日光市の建物を設計しているか)

7月のAP展(@宇都宮)ではブースに30社近くご来訪いただき、地域材を利用したいという会社さんと情報交換ができました。
今後、ビジネスにつながる縁が一つでも増えていくよう、引き続き各社と交流していきたいと思います。

また個人的な活動にはなりますが、実家の建て替えを期に『日光の木』を利用した木造3F建てサービス付き高齢者住宅(@宇都宮)を建設中で9月末上棟予定です。

その他

  • 昨年に引き続き、森林経営管理法に基づく、意向調査資料作成
  • 9月に宇都宮大学のヤマビル生息調査に参加 今年も元気に増殖中でした!

私しか知らない日光

淡路島にある諭鶴羽神社(ゆづるはじんじゃ)の御由緒に日光が出ていました。

諭鶴羽神社は伊弉冉尊を主祭神とする山の上の小さい神社です。
元熊野と呼ばれ、和歌山の熊野三山がここから移転されたと言われている修験の山です。
名前からプロフィギアスケーターの羽生結弦の聖地となっているようです。

御由緒では

西天竺の霊神が第十代崇神天皇の御代に五つの剣を東に向かって投げられ「我が縁のある地に留まれ」と誓いたもうた。

 一は、紀伊国室(牟婁)の郡に(熊野三山)

 一は、下野国日光山に(栃木)

 一は、出羽国羽黒山に(山形)

 一は、豊前国彦山に(英彦山、福岡・大分)そして

 一は、淡路国諭鶴羽山に留まったと伝えられる。

男体山の頂上に剣が刺さっていますが、これはまた別の逸話があるようでネットでは金華山→男体山→赤城山→伊勢神宮→那智滝→奄美大島の完璧な鬼門ライン上にあるそうです(諸説あり)。

神話の時代から日光が登場してくることに感動です。

日光の山は勾配がキツく、ガレ場が多い、頂上までの距離が長いなどまさに修験の山!今年も男体山登拝で美しい朝焼けに出会えました。
今年は女峰山も無事登れました。

男体山山頂より

最近ハマっていること

上澤梅太郎商店の「なめこのたまり炊き」で作る卵あえ

隠居の朝ごはんで食して以来、大ファンに。
野菜炒めや焼うどんにアレンジしても美味なので調味料として常備です。

古代史

ここ数年古代史にはまっています。
古事記、日本書紀が教科書で習う日本の歴史のベースとなっていますが、昨今内容を否定する諸説があり、地政学的な裏付け等面白いです。

日光市地域おこし協力隊 卒業生