
令和7年8月、地域おこし協力隊員 各隊員から、今年度上半期の「活動状況」、「私しか知らない日光」、「最近ハマっていること」について、語っていただきました。
沼田 英治(ぬまた ひではる)
| 出身 | 茨城県 |
| 活動開始 | 令和6年4月 |
| 活動テーマ | 移住・定住促進業務(移住コーディネーター) |
| 主な業務 | ・移住セミナー、移住相談窓口 ・移住サイト「日光暮らし」等による情報発信 ・移住者交流会の企画・立案 |
R7年度上半期の活動
全てが手探りだった1年目から、一通りの流れを理解した2年目は、いくつか新しい提案を実行に移せるよう取り組みました。
まず、「本庁外での移住相談の受付」として、市の施策の中で4月から週1回、日光地域の「日光郷土センターmekke」で相談窓口を開いています。

平日開催、そしてまだ周知不足もあって実績は残念ながら芳しくありません。
でも7月に相談にお越しになった移住を希望されている年配の方とは、ゆっくりと「日光暮らし」についてお話でき、ご満足いただけました。

今後は、例えば休日・祝祭日や観光シーズンなどに東武日光駅付近に仮設のテントを設置し、「移住相談実施中!」ののぼりを立てて、観光で日光に来られる方に向けて、日光の良さを発信する機会を作りたいです。
日光はどうしても観光に目が行きがちですが、“世界遺産と自然の中で暮らす”という「非日常が日常」である良さを伝えていきたいです。
日光市移住者交流会の活動

昨年度末に立ち上げた日光市移住者交流会が本格的に活動を開始し、8月には第2回 日光市移住者交流会を久次良町のTorch Nikkoで開催しました。
日光に引越して間もない10組15名の方にご参加いただき、近所の美味しいピザ屋さんのピザを食べながら「推し日光」について語り合いました。
参加された方からは「参加してよかった」との声を多くいただき、日光への愛を感じるとともに、次回も楽しいイベントを企画しなければと強く感じました。
移住セミナー・外部イベントへの参加
近年はコロナ禍の影響もあり、移住セミナーの開催や出展を控えていましたが、昨年度からは外部イベントやセミナーへの出展を再開しています。
初めて栃木市・鹿沼市と3市合同のセミナーにも参加しました。
市単独でのセミナーについては、今年度上半期に「移住と起業」をテーマに2部構成で開催しました。
第1部では、先輩起業者をゲストに迎え、リアルとオンラインのハイブリッド形式に初挑戦。
第2部の現地見学会では、ゲストの店舗で交流会を行い、起業・創業アドバイザーによる講座や相談会も実施し、移住希望者のニーズに寄り添った内容となりました。

下半期には「移住と子育て」をテーマにしたセミナーを開催する予定です。
また、今後は東京で全国規模のイベントが3つ予定されています。
首都圏にお住まいの方々にも「日光暮らし」の魅力を伝えていきたいです。
地域おこし協力隊のネットワーク活動
県内の地域おこし協力隊の繋がりを通じて、4月には那須町の協力隊員がパーソナリティーを務めるYouTubeラジオに、隊員3名で生出演しました。
また、栃木を代表する情報誌『monmiya』では、加藤隊員と一緒に栃木の蕎麦の名店を紹介する特集で取材を受け、掲載されるという貴重な体験もできました。

7月には、地元で活躍するモグローカルの拠点である今市のモグラベースにて、私たち協力隊4名と地元で活動されている皆さんとの交流の場に参加しました。
これまで知り合うことができなかった方々と交流できたことは有意義でした。
私しか知らない日光
志度淵川沿いの胡桃
散歩コースの志度淵川沿いには胡桃の木が生えています。
この時期になると実がたくさんなっています。
一度でいいから生の胡桃を手に入れたいと思っているのですが、気が付くとなくなっています。
いつ、誰が採っているのか私は知りません。
人に優しい運転をする日光の皆さん
私はほぼ毎日夕方に散歩をしています。
街中から大谷川沿いを歩くことが多いのですが、例えば信号のない横断歩道で立っていると、必ず車が停まって横断させてくれます。
自分の生まれ育った地域は「ハンドルを握ったら我先に!」という雰囲気でした。
日光の皆さんにとっては当たり前のことかもしれませんね。
最近ハマっていること
手打ちそばスタンプラリー
そば処日光では、毎年蕎麦に関するイベントが開催されています。
今年のスタンプラリーは3店舗を巡ると応募できる仕組みで、私は9店舗を回り3通応募しました。
妻と2人で合計6通応募しています。
何か当たるといいなと、少しだけ期待しています。
街はずれにあるそば屋で夏蕎麦を食べ、店の近くを散策するという楽しみを覚え、ついこの前は、崖に鎮座する岩崎観世音堂に行けました。
ただ、登録店舗が多くて全店制覇は断念…。
もし来年も開催されたら、またチャレンジしたいと思っています!
300円で入れる温泉(日光和の代温泉やしおの湯、川治温泉薬師の湯)
市民であれば、入湯料が安価な温泉施設が市内にいくつかあります。
その中でも、仕事帰りにふらっと立ち寄れる「やしおの湯」は、回数券を購入して楽しんでいます。
また、少し距離はありますが「川治温泉薬師の湯」もおすすめです。
体温に近いぬるめのお湯なので、長く浸かっていられるのが良いです。
ただし、男鹿川沿いの露天風呂は冬期になるとお湯がぬるくなりすぎて入浴できません。
昨年11月に訪れた際は、寒さのあまり露天風呂からすぐに上がったことを覚えています。
大室高龗神社の“日光龗の水”
日光は「水が綺麗で美味しい」と、移住してきた方は皆さんそう言います。
私もそう思います。
特に「日光龗の水」は本当に冷たくて美味しく、最近は毎週水を汲みに行っています。
ちなみに、ここを知ったきっかけもそばスタンプラリーでした。
